見つかって よかった

つぶやき

新年早々、すごいことがありました。
2022年1月2日、福島県の帰還困難区域の大熊町で、東日本大震災の津波で亡くなった、当時7歳のお子さんのものと思われる大腿骨が見つかったんです。
語彙が少なくてもどかしいのですが、ただただ、すごいなぁ、と。

捜索活動をしていたのは、亡くなったお子さんのお父さんと、
沖縄で40年ほど戦争犠牲者の遺骨を探す活動をされている方と、その2人を繋げたジャーナリストと新聞記者。
ジャーナリストと記者は、離れたところからカメラを構えるだけでなく、共に大きなスコップや鎌を持ち、草の生い茂るその場所を切り拓いていました。

ご遺骨を探す活動については、これまでも報道を通じて知っていましたが、私は、子どもが痛い思いをして亡くなる、というその事実と、遺されたお父さんの思いを想像するだけで辛く、いつも考えるのを途中でやめてしまうところがありました。
どんなに重く辛い活動なのだろうと想像していましたが、捜索中の音声からは、悲壮感でなく、あたたかく和やかな雰囲気を感じました。

今回ご遺骨が見つかったのは、お父さんが一度捜索済みの場所だったとのこと。
遺骨収集を長年されてきた方の経験値によって、見つけることができたそうです。


こうやって、11年が経つ今も、探している方がいること、
年末年始のおめでたい雰囲気が漂っていたあの時間に、
ご家族もボランティアも取材者も、一緒に泥だらけになって捜索していたこと、
そして、小さなお子さんのご遺骨が家族のもとに帰れたこと、
捜索活動の取材の音声で、お父さんや捜索に携わった方の
「みつかったぁ…!」
「すげぇ…!」
「よかった……よかった!」という言葉から
色んなことを感じて、年始早々、胸が熱くなったのでした。

*これまでも近くから、顎の骨など、小さな骨がみつかっていて、鑑定の結果そのお子さんのものとわかっていたそうです。
今回のご遺骨は、鑑定に出すとしばらくご家族の元を離れることになってしまうので、状況からそのお子さんのものだろうと判断し、しばらく鑑定はせずご家族と過ごされるそうです。

捜索活動に参加したジャーナリストと新聞記者の報告↓↓

【取材報告映像】
福島県大熊町『一人ひとりの命の尊厳』
-約10年9カ月を経て見つかった娘の遺骨

https://d4p.world/news/15333/

新聞記事

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/888802

捜索現場&捜索者インタビュー映像

https://youtu.be/2MQ4r-iI66A

(投稿者:マツコ)

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