母となり、子どもの絵本を選ぶうちに、自分が子どもの頃好きだった懐かしい絵本にも再会することができました。
今日は、そんな懐かしい本の中から再会するのが最も大変だった本を紹介します。
好きだったくせにタイトルを忘れており、本の中に出てきた言葉を思い出し、必死に探し出しました。(本当に◯グったら何でも調べられる便利な時代ですよねー。)
『かぜはどこへいくの』
シャーロット・ゾロトウ 作
ハワード・ノッツ 絵
松岡享子 訳
偕成社 出版
https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033271200
男の子が眠りにつく前、お母さんに次々と疑問を投げかけます。
お母さんが淡々とシンプルに答えていくのですが、その答えがとても深く、考えさせられます。
私が数十年ぶりにこの本を開いて驚いたのは「えっ?モノクロだったっけ??」ということです。
この絵本は全編モノクロなのですが、私の記憶の中では優しい色に彩られていました。きっと読み手によって様々な色になる本なのでしょうね。
そして、こんなふうに子どもと語らう時間がどれほど素晴らしいかを再認識させてくれた本です。
子どもはもちろん、大人にも読んで欲しい絵本です。
(投稿者:やす)