子どもの具合が悪いときどうする

子どもの具合が悪いとき、どうする?

子どもが急に病気になったり、ケガをしたとき、みんなはどのように対処や判断をしているのかをココマップ編集メンバーに聞いてみました。
普段からの備えや対処方法を考えておくことが大切ですね。

どういう症状のとき受診してる?(特に夜間や休日)

子どもが発熱したり、なんとなく具合が悪そうに見えるとき、病院に行くかどうか悩むことありますよね。そんな時、みんなはどうしているのか、ココマップ編集メンバーに聞いてみました。

  • 高熱でも元気であればすぐには受診せず、様子を見ることにしている。また、熱がなくてもいつもと比べて元気がなかったり、様子がおかしければ早めに受診するようにしている。
  • 夕方から夜に発熱することが多く、具合が悪い状態で病院に連れ出すのも可哀想なので、よほどの症状でなければ翌朝まで様子を見る。朝になって熱が下がっても念のため、病院に行き受診や薬を貰いに行く。大怪我の場合は夜間や休日でもすぐに病院へ行き、処置してもらう。また、夜間や休日に急病時の電話相談窓口(#7119)を利用することもある。
  • 多少の熱ならば、自宅で様子をみている。解熱剤など子どもの常備薬が家にあれば安心。WEBの症状別チェックによる対処法(こどもの救急(ONLINE-QQ)など)を活用することもある。フローチャート形式になっていて、判断材料の1つになる。
  • 高熱が出たとき、滅多に病気にならないので心配であったことと、休診日前日だったので早めに受診した。病気や怪我に不慣れなので、安心を得るために通院するようにしている。
  • 病院に連れて行くと、子どもの機嫌がさらに悪くなり親も子もつらいので、よほどのことがない限りは市販の薬を飲ませている。シロップの薬は甘いので子どもは抵抗なく飲んでくれる。ただし、市販薬を使う場合は薬剤師や登録販売者に相談したり、添付文書の使用上の注意をよく読むなど注意が必要!
  • 男の子で動きが活発なので、後頭部を強く打つことが時々ある。元気にしていても、嘔吐などの症状がないか1週間くらいは様子をみるようにしている。
  • 症状が軽い場合、他の病気をもらうリスクがあるので受診しない。胃腸炎になることが度々あるので、その場合にはおかゆなど胃腸に優しい食事にして水分をしっかり取らせるようにしている。おう吐の場合、水分補給を考えるあまりに水分を与え続けると、またすぐに吐いてしまい脱水を促してしまう。おしっこが出ていれば脱水ではないので様子をよくいて水分を与えるように言われたため、一口ずつ様子を見ながら水分を与えた。経口補水液を常備している。

☆★☆症状別子供の対応(参考)☆★☆

子育てサロン“たんぽぽにっぱ”でオハナ新羽保育園の看護師・竹内さんが2016年5月10日にお話しされた内容をご紹介します。

「症状別子供の対応~今すぐ受診が必要??~」(この文章の無断転載を禁じます。)

◆熱が出たときの対応
 まずは、子どもの平熱を把握しよう!!

様子をみていい場合・38℃以下で元気がある
こんな時はすぐに受診・38℃以上の高熱
・ぐったりしている
家庭でのケア・水分補給する
・汗をかいたら、こまめに拭いたり着替える
・寒気を感じている場合は温める

                                                               
◆おう吐したときの対応
 吐いたことにびっくりして泣く子が多いです。大人は落ち着いて!

様子をみていい場合・発熱がなく、機嫌がいい
こんな時はすぐに受診・おう吐の回数が多い
・ぐったりしている
・発熱がある
・血液やコーヒーのかすの様な物を吐く
・頭を打った後におう吐を繰り返す
家庭でのケア・ようすを見ながら水分補給をする
・寝かせるときは横向きに寝かせる

◆下痢をしたときの対応
 おしりがただれないように注意しよう!

様子をみていい場合・熱がなく、食事をとっても下痢をしない
こんな時はすぐに受診・機嫌が悪く、熱やおう吐のを伴う
・ぐったりしている
・黒っぽい便や血便が出る
・血液やコーヒーのかすの様な物を吐く
・頭を打った後におう吐を繰り返す
家庭でのケア・消化吸収のよい食べ物を与える
・おしりはやさしく洗い流す

◆発疹が出たときの対応
 発疹は原則受診が必要!

家庭でのケア・刺激の少ない下着(綿100%)にする
・つめが伸びている場合には短くしてかき壊さないようにする
・口の中にできている場合は、お粥や水分の多い食べ物を与える
・部屋の温度や湿度を調整する

◆脱水症状の具体例
 下痢とおう吐を繰り返す。水分が摂れない、唇や舌が乾いている、おしっこが半日以上出ないなど。

感染症の早期発見と予防には、お子さんの普段の様子を把握しておくことが大切です。
また、適切な時期に必要な予防接種を計画的に受けましょう。

感染症の時の対策

  • ノロウィルスに感染した時は嘔吐と下痢の繰り返しで、子どもの看病と吐しゃ物の処理、洗濯で手一杯だった。 洗濯物はお風呂で一気に熱湯消毒しないと追いつかない状態。消毒のためハイターで洋服を洗うと白くなってしまうので、捨ててもよいような洋服やタオルがあると良いかも。カーペットの消毒にはスチームアイロンで対処した。
  • ノロウィルスの消毒方法として、ハイターをペットボトルに入れて薄めたものを使用する方法やペットシートと熱湯を使用する方法などをインターネットで見つけた。いろいろな対処方法があるので知っておくと安心。ペットシートは災害時のトイレの代用品としても使えるので用意しておくとよいかも。
  • 子どもがインフルエンザになったときは、家庭内での感染を防ぐために手洗いうがいを徹底して、親が家の中でも食事や歯磨き以外はずっとマスクをしていた。この甲斐あってか、家庭内で感染しなかった。小さな子どもにマスクをさせるのは難しいので、子どもが病気の場合、親が病気の場合のどちらでも親がマスクをしている。

感染症の家庭内感染を防止するために、消毒道具をひとまとめに用意しているココマップ編集メンバーは1名でした。
でも、何度か続いて本当にたいへんな思いをしたので、今は準備しているとのこと。

ご参考までに、港北区地域子育て支援拠点(どろっぷ)で常備している消毒用グッズをご紹介します。

  • 使い捨てのゴム手袋(2枚重ねて使用)
  • マスク
  • 新聞紙
  • キッチンペーパー
  • トイレの除菌クリーナ
  • アルコール手指消毒剤
  • ピューラックス(殺菌消毒剤)
どろっぷの消毒用グッズ

ノロウィルスの消毒法として、以下のサイトをご紹介します♪

感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)について

家庭でできるノロウィルスの消毒法(東京都福祉保健局) ※PDF

子どもがケガをしたときの体験談

安全に配慮しているつもりでも子どもがケガ をすることってありますよね。受診が必要かどうか迷うようなケガをしたとき、どのように対応したか、ココマップ編集メンバーに聞いてみました。

帰省中の怪我(Mさん)

子どもが2歳のころ、実家に帰省しているときに階段(5段目くらい)から落下して鼻を強打し、鼻血が15分ほど止まらなかった。
土曜日の夜でどのように対処したらよいか、また、病院に連れて行った方がよいのか判断に困ったため、横浜市救急相談センター(#7119)に電話した。
おう吐・けいれんがなければ様子見でよいが、1週間程度、経過をみたほうが良いと言われた。
結果的には大事には至らなかったが、この件があってから、帰省や旅行など遠方に出かける場合は保険証と母子手帳の予防接種のページ(携帯で写真を撮って)を携行するようにしている。

夜間のケガ(Tさん)

子どもが2歳のとき、転んだ拍子におでこを窓枠の角でぶつけて縫ったことがある。
夜の出来事だったため、横浜市救急相談センター(#7119)に電話して開いている病院を聞き、すぐに病院に向かった。傷口が開いたまま対処も出来ず、私が慌てておろおろしていたので、冷静に素早く対応してくれた電話相談窓口は心強かった。電話相談によって落ち着きを取り戻すことが出来たので、病院に向かう際の運転や、病院での手続きやケガ をした時の状況説明もスムーズにできたと思う。
後から思ったことは、ケガの程度にもよるが、女の子なので痕が残らないように対処してくれる病院を知っていれば良かった。また、救急時の対処法を知っていれば子供の負担も減ったのではないかと思った。

公園でのケガ(Sさん)

第1子が2歳2ヶ月で第2子妊娠中のとき、公園のブランコで遊んでいて前につんのめる形で落下し、上の歯で下唇の下側を噛み切る大ケガをした。出血していたがまさか貫通するほどの大ケガだとは、はじめは分からず泣く子どもをなだめつつも、対処方法の判断に時間がかかってしまった。
幼稚園帰りの親子が1組いて声をかけてくださったのはありがたかった。近くの小児科に行ったが縫合はできないので形成外科に行くように言われ、形成外科では小さい子どもなので施設が整った病院のほうがよいとの判断で救急車を呼ぶことになったが、ここまでで30分経過。救急車で総合病院に搬送され、処置を受けるまで更に30分かかった。後から考えるとはじめから救急車を呼べば良かったが、手が震えて電話ができないくらい動揺した。

お出かけ先でのケガ(Hさん)

子どもが年中のときに川崎市の商業施設で足を骨折した。腫れなど見た目には問題ないように見えたがベビーカーに乗ったまま、しくしくと泣き続けて飲み物もお菓子も受け付けなかったので病院に連れて行くことにした。休日であったため、近隣の休日対応している病院に直接問い合わせたが空きがなく、受け入れして貰えなかった。
横浜市救急相談センター(#7119)で案内された病院が遠方であったが受診し、骨折だと判明した。その病院に完治まで通院したが遠方で大変だったので、自宅から近い病院が見つかれば良かったなと思う。また、骨折時にしびれの症状がでることがあることをはじめて知った。

★川崎など横浜市以外での急な病気やケガでどこの病院に行ったらよいか相談したい場合★
横浜市救急相談センター(#7119)に電話し、現在地近辺の病院を教えてほしいと相談すると必要な情報を教えてもらえます。

急な病気やケガのときに「判断に迷う」「焦ってしまう」という意見がココマップ会議で多く挙がっていました。携帯電話にかかりつけの病院や横浜市救急相談センター(#7119)を登録しておくと良いかもしれませんね。

関連サイト

横浜市救急相談センター

#7119(携帯電話、PHS、プッシュ回線) または、TEL:045-222-7119 へ
※年中無休・24時間対応

○医療機関案内(電話機の1番を選択)
そのとき受診可能な病院・診療所の案内を行います。
聴覚障害者専用FAX: 045-212-3808
(FAX受付後に病院・診療所と調整の上、折り返します。)
○救急電話相談(電話機の2番を選択)
看護師が、症状に基づく緊急性や、受診の必要性についてアドバイスします。

横浜市救急受診ガイド
急な病気やけがで、救急車を呼ぶか、病院・診療所を受診するか迷った際に、パソコンまたはスマートフォンから「横浜市救急受診ガイド」にアクセスし、該当する症状を選択すると、緊急度や受診の必要性を判断できます。

横浜市HPから「小児救急対応ガイド」を談ロードできますのでこちらの冊子も参考にしてください。
横浜市HPー小児医療

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