ママ友って?
『ママ友』っていう言葉をよく言ってますが、そもそも『ママ友』ってなんだろう?
まず、その言葉について編集メンバーで考えてみました。
Wikipediaにはこう書いてあります。
ママ友とは友達付き合いの形態のひとつ。 これは幼い子どもの母親であることを共通としてできた母親同士という形の友だちである。主な場合は公園や幼稚園、保育園などで知り合うことからママ友となっている。
Wikipedia抜粋
ママ友と知り合った場所は?
では、どんなところでママ友と知り合うのでしょう?
編集メンバーはこんなところで知り合いました。
◆赤ちゃん会 (※1)
- こんにちは赤ちゃん訪問で地域の赤ちゃん会のことを聞き、子どもが4か月の時に地域ケアプラザで開催している赤ちゃん会に行き、そこでよく会うママと親しくなった。
◆子育て支援者会場 (※2)
- 子どもが1歳になって赤ちゃん会を卒業したので、子育て支援者会場に行き、同じ月齢の子どもがいるママと親しくなった。
地域子育て支援拠点(どろっぷ・どろっぷサテライト)、親と子のつどいの広場など
◆幼稚園
- 同じ時期に幼稚園の父母会役員をやった仲間。
- 同じクラスのママで幼稚園の帰りに公園で遊んだり、お互いの家で遊んだりするようになった。
◆子どもの習い事
- 同じ習い事だと、親の考え方が一緒なのだなと感じることがあり、共通の話題があり話をするようになった
※1 赤ちゃん会
0歳児地域育児教室。第1子の0歳児とその家族、プレママ・プレパパの集まり。港北区では各地区で原則月1回開催。保健師・子育て支援者・主任児童委員・民生委員などとママ・パパとの地域の情報交換、友だちづくりの場
※2 子育て支援者会場
原則月1回各地区毎に地域の身近な相談役「子育て支援者」がいて、出入り自由・予約不要で遊びに行け、乳幼児期の子育ての悩みなども気軽に相談できる場。
こんな声もありました
「私自身が人見知りがひどく、赤ちゃん会に行けず、支援者会場に行っても既にママ友のグループができていてその中に入れず、なかなかママ友ができませんでした。でも、港北区地域子育て支援拠点どろっぷのNP講座(※3)を受け、子育てについての自信が持てるようになってから、徐々にママ友もできるようになりました!」
※3 どろっぷのNP講座
港北区子育て支援拠点どろっぷで行っているカナダ生まれの子育て学習プログラム「ノーバディズパーフェクト」。子育てをしていく上で不安に思った経験を参加者同士で出し合ったり、テキストを見たりしながら、自分に合った子育ての仕方を見つけていく講座。
●参考:ノーバディズパーフェクトってこんな考え方です●
人は親として生まれてくるわけではありません
カナダ政府/子ども家庭リソースセンター編「Nobody Perfect ドメス出版より」
私たちは皆、周りの人に助けてもらいながら、親になっていくのです
完璧な人はいません
完璧な子どももいないのです
私たちにできるのは、最善を尽くすことだけであり、時には助けてもらうことも必要なのです
※詳しくはNPO法人子ども家庭リソースセンターのHPをご覧ください。
ママ友とどんなことをしている?
みんなはママ友とどんなことをしているのかも気になるところ。
編集メンバーの話を聞くと、子どもの年齢によって過ごし方も違うようです。
0~3歳児ママ
- 赤ちゃん会や子育て支援者会場で会っている。
- 家で宅配ピザを頼んで一緒にランチしたりしている。
- 外あそびができるようになってから、近所の公園で時間を決めて一緒に遊んでいる。
- どろっぷやどろっぷサテライト、広場で会って遊んでいる。
幼稚園児ママ
- 幼稚園の振替休日の日に公園に行ったり、有料の室内で遊ばせる施設に行ったりする。
- 年少の時になったクラス委員の仲間で仲良くなり、ママだけで飲みに行くこともある。
- 近所の公園に行ったときに居合わせた人と話す程度。挨拶程度で、深い付き合いはしていない。
- 習い事をしている日が多いので、幼稚園が終わるとすぐに帰ることが多い。習い事がない日は公園で一緒に遊んだりするが、心を許せる友だちはあまりいない。
保育園ママ
- 保育園のママとは、行事の時に話したり、帰りが一緒になれば一緒に帰ったりするが、それ以外で遊ぶことはあまりない。
- 2人目の子どもの育休のときにの時に知り合ったママ友とランチに行くことはある。
小学生ママ
- 小学生になると親と一緒ではなく子どもだけで友だち関係を築いていくので、ママ友というような付き合いはなくなる。
- 幼稚園の時に父母会仲間だった人とその後も親しくしている。幼稚園の時は子どもが中心の集まりにも参加したが、あまりグループで行動するのが好きではないため、出産前の子どもとは関係なくできた友だちと同じような感覚でつき合える人と友だち関係を築いている。
ママ友のことを何て呼んでる?話し方はどうしている?
ママ友のことを何て呼んでる?
- 親しくなったら、下の名前で呼ぶ。「○○ちゃん、○○さん」
- 「○○ちゃんママ」と呼ぶのが好きでないので、「○○ちゃんのママ」とささやかな抵抗をしている。
- 「○○ちゃんママ」と呼ばれるのが嫌なので、自分から先に「△△さん」と呼ぶようにしている
- 最初の幼稚園の集まりで何と呼んでしいかをそれぞれ自分が言い、その呼び方にした。
- 自分から「○○ちゃんと呼んでね」と言うのは苦手。でも、相手から言ってもらえるのはうれしい。
- 自分のことを初対面でいきなり「○○ちゃん」と呼ばれると気持ち悪いと思ってしまう。
- ママ友のことを名前で呼ばずにすむように話しかけている。
話し方はどうしている?
- 初対面の時にタメ口で話されるのは違和感がある。どこから(どの程度のつきあいから)タメ口で話すのかの判断が難しい。
- ママの年齢を聞いて、同じくらいの年齢ならタメ口で話す(会ったばかりで年齢を聞くのは難しいので、好きな漫画などを聞いて自分と近い年齢かどうか判断することもある)。
- 朝の挨拶で「おはようございます」でなく、「おはよう」と言われたら、タメ口でもいいのだなと判断している。
- 挨拶されても返さない人がいる。 ⇒ 知らない人と話すのが苦手でだまってしまう人もいる。
ママ友とのおつきあいで一番初めに悩むことは話し方と相手の呼び方ではないでしょうか?初対面では、まずは敬語を使ってみて、相手の方の反応を見て使いわけている人が多いようです。タメ口の方が親近感を覚える人も多いようです。また、相手の呼び方も「○○ちゃんのママ」ではなく、ママであっても個人としておつきあいしたいと思っている人が増えている気がします。
最初に「なんて呼べばいいかなぁ?」と聞いてみるのもおすすめです♪
ママ友との関わりで困ったときは…
『ママ友』は友だちになるきっかけが子どもだったというだけで友だちには変わりありません。友だち関係を築くと『ママ友』であっても子どもを介さない『友だち』でも、時として気まずくなることがあります。でも、学生時代や職場の友だちとは少し違うなぁと感じることもあります。
例えば、こんなことがありました。
- 子ども同士は仲が良くても、ママ同士は気が合わないこともある。
- 子ども同士のつきあいで直してほしいことを相手のママに伝えても、あまり気にならないようで反応が薄くて困った。子どもが成長してくれることを待つしかないと思い、見守っている。
- すぐに手が出てしまう子どもなので、初めてのママとつきあう時はためらうことがあったが、そのことを相手のママに伝え、わかってもらえたら、少し楽になり、ママ友としてのおつきあいが続いている。
- ママ友からの「一緒に遊ぼう」という誘いが最初は嬉しかったが、頻繁に誘われるようになると負担に感じることがあった。断るのも気が引けたが、子どもの体調を理由に何度か断ったこともある。
子どもの教育方針やママの考え方が違うとママ友との関係が気まずくなってしまうこともありますよね。自分から「うちの子どもって○○なんだ」「うちではこういうふうに子どもに言い聞かせているの」と言ってみると、相手も理解してくれることがあるかもしれませんね♪
番外編 パパ友の活動もあります!
子どもが保育園や幼稚園に通うと園の行事や送り迎えでパパ同士話す機会ができますが、家庭でも職場でも話せない子育てのことを話せる『パパ友』ってできるのかなぁと思っているパパもいるのではないでしょうか?
どろっぷとどろっぷサテライトにはパパたちが作ったサークル“どろっぱ”があり、家族で楽しむイベントを企画しています。夏にどろっぱが開催する流しそうめんは子どもたちに大人気!
親と子のつどいの広場☆こんぺいとう☆では、毎月第3土曜日10時30分~12時にパパだけの集まり“こんぺいとうさん”を開催しています。こんぺいとう日記で当日の様子や開催予定などを配信していますので、ぜひご覧ください。
篠原地区センターでは、毎月第1土曜日10時30分~11時30分子育て支援グループ ぼっけ主催の“パパの赤ちゃん会”を開催しています。4か月~1歳半くらいのお子さんとパパの集まりです。事前申込み不要ですので、お子さんと一緒にぜひ参加してみてください。
また、“どろっぱ”から派生してできた“パパさんGO!(P35)”というパパたちの子育てサークルがあります。
子育てパパの井戸端カフェ「パパト――ク」を港北区内の地域ケアプラザで開催して子育てのことをパパ同士で語ったり、「P35ランニング部」や「P35フットサル部」を作って子どもたちと一緒に楽しんだりしています。
今年は新米パパと先輩パパの育児交流会『子育てパパの学べる交流会 パパのがっこう』を開催します。パパと子どもだけの初めてのおでかけにおすすめです!詳細はFacebookをご覧ください。
★関連サイト★
横浜市から発信!パパ育児を楽しくするサイト ヨコハマダディ(横浜市こども青少年局企画調整課)
まとめ
子どもが産まれる前の『ママ友』のイメージは「おつきあいがたいへんそう」「グループがあって入るのがたいへんそう」などマイナスなイメージの方が大きい気がしていませんでしたか?(私はそういう風に感じていました)でも、実際におつきあいをしてみると、マイナスなイメージはなく、仲良くしたい人とは連絡先を交換して遊びますが、それ以外の方とは公園や子育て施設などで会った時にお話をする顔見知り程度のママ友が多く、嫌な思いをしたということはないです。
『ママ友』を作るのが面倒くさい、人と話をするのが苦手な方もいると思います。『ママ友』まではいかなくても、子どもを育てていく上で、地域のお母さんの顔を知っておくことは必要だと感じます。『ママ友』を作らなきゃと気張らずに知り合いを増やしていく感じでコミュニケーションがとれれば良いと感じています。
『ママ友』とのおつきあいに少しでも参考になれば嬉しいです。
(ココマップ編集メンバー N)