社会とのかかわり方1

子育てママの社会とのかかわり方(1)

妊娠・出産を機に生活環境は大きく変わります。とくに生活の大半を赤ちゃんと過ごすママたちは、社会との繋がりが薄いなあと感じることも。
小さな子どもを育てながら社会と繋がるにはどんな方法があるでしょう?仕事復帰したママや、「仕事」以外で活躍の場を見つけたママの体験談、再就職したい方へのお役立ち情報などを調べてみました。

育児中心の生活で、社会とのかかわり方はどう変わった?

小さな赤ちゃんとの生活は時間も人間関係も制限されがち。
それまでの生活と大きく変わって戸惑うママも多いです。出産前には想像していなかった「気持ちの変化」や「人間関係の変化」などココマップ編集メンバーの体験談を聞いてみました。

  • 妊活のために仕事を辞めて、子どもができるまでは毎日家にひとり、産後も昼間は赤ちゃんと二人きりの生活だったので、社会のどこにも所属していないなあと、よく感じていました。
  • アンケートの職業欄に「主婦」とつけるときに「主婦」って職業なの?とモヤモヤします。選択肢すらないときもあり、そんなときは「仕事をしていないと社会に認められてない?!」と感じてちょっと落ち込みます。
  • 出産した頃のママ友は会社の元同僚など、ほとんど働くママでした。子連れで一緒に遊ぼうとしても遊びたい曜日や時間帯、場所などが合わずすれ違うように。子どもが幼稚園に入ってからは、同じ立場のママさんと知り合う機会が増えました。
  • 赤ちゃん会で仲良くなった友人は復職する方が多く、卒会後は疎遠になっていました。最近、娘が間違えて送ったLINEスタンプがきっかけで3,4年ぶりに再会!「(来年)入学したら小学校情報を交換しようよ」ともう一度繋がりができて嬉しかったです。
  • 赤ちゃんの頃の友人はみんな保育園に入ってしまい、子どもが一歳ぐらいの頃は親子二人だけで公園で遊んでいました。公園で知り合った方に地域の子育てサークルを紹介してもらってからは、一緒に遊ぶ仲間ができました。
  • 「子どもが三人だと大変だね」「働きながら育児は大変だね」と言われることはあっても「一人っこで大変だね」「専業主婦で大変だね」とはあまり言われませんが、実際には子どもが一人でも、仕事をしていなくても、大変だと思います。立場や状況にとらわれず、子どもによってそれぞれ苦労があると知ってもらいたいなと思います。
  • 出産する数日前まで働いていたので、仕事モードのまま突然育児がはじまり、気持ちの切り替えが大変でした。ギリギリまで働けるのはありがたいことだけど、赤ちゃんを迎えるための気持ちの準備期間も欲しかったなと感じています。

子育てサロンなどの情報はココマップ「エリアから探す」のページで紹介しています

赤ちゃん会が産後の社会とのつながりの第一歩という方が多いようです。
卒会後、居場所がなくなったなと思ったら、子育てサロンや子育てサークルに参加してみてください。育児の悩みを相談できる仲間や、子育て支援者さんと知り合うきっかけになると思います。

育休ママの仕事復帰

育休から復職し、お子さんを保育園に預けるママたちの社会とのかかわり方はどうでしょうか?2名の働くママ(ココマップ編集メンバー)に聞きました!

Mさんのイラスト

Mさん
復職時のお子さんの

年齢1歳0か月

Sさんのイラスト

Sさん
復職時のお子さんの

年齢1歳2か月

Q1. 復職するにあたって不安だったこと、それをどのように解消しましたか?

Mさん

『本当に子どもを預けて働いて大丈夫なのかという気持ち(子どもへの罪悪感)でいっぱいでした。でも、先輩ママさんと話すことで多少気持ちが楽になりました。』

Sさん

『「生活と仕事の両立ができるのだろうか?」と思い、自治体やNPOのセミナーを受けてみたり、夫と話したり、ご近所さんから情報をいただきました。外注やシッターさん、時短家電の導入もやってみました。一日のタイムラインも作成しました。「キャリアが作れるのだろうか?」ということについては職場の人に相談しました。』

Q2. 復職前にやったこと、おすすめしたいことがあればおしえてください。

Mさん

『実際の勤務時間に合わせたシミュレーションを1週間くらいやってみて改善点を考える。家族全員の起床時間・登園、出勤準備、帰宅後の夕食づくり、お風呂から寝かしつけまでひととおりやってみると問題点が見えてきます。(もちろんスケジュール通りになんて進まないのが日常ですが…)』

Sさん

『Q1の回答であげたことひとつひとつを試行錯誤し、夫と感想を共有し、導入を検討していきました。地域やオンラインで育休中にできた繋がりを継続したく、月一のごはん会の計画やSNSを作ったりしました。』

Q3. 地域の子育て情報はどうやって入手しましたか?

Mさん

『赤ちゃん会などに参加したり、回覧板に入ってくるケアプラザの情報等を見ていました。』

Sさん

『クチコミ、ココマップ、地域子育て支援拠点や親と子のつどいのひろばが発行している媒体、横浜日吉新聞(ネットニュース)から入手しました。』

Q4. 同じくらいの月齢のお子さんがいるご家庭とどういうところで知り合いになりましたか?

Mさん

『赤ちゃん会で知り合った方と数珠つなぎで知り合いになりました。』

Sさん

『町会がやっているお茶会などのイベント、オンラインコミュニティで知り合いました。』

Q5. これから復職する方へのメッセージがあればお願いします。

Mさん

『不安な気持ちやさみしい気持ちでいっぱいの方も多いと思いますが、すぐに慣れます!
むしろ、出勤時間や休憩時間は自分時間になるのでリフレッシュでき子どもとの向き合い方も変わると思います。
私は子どもが小さなうちは自分の手で育ててあげたいと思っていましたが、園生活も早6年、今では小さなうちから保育園に預けて様々な価値観の中で育つことができてよかったと心から思います。
子育ては本当に手がかかります。家族の協力はもちろんのこと、保育園や、地域の方々の協力がなければ無理なんです!!どうか一人で抱えずに、大変な時は声をあげてください。喜んで助けてくれる人は意外にたくさんいます。』

Sさん

『先は長いので頑張りすぎないように、たまに振り返って優先順位を柔軟に見直せると良いのかな、と思います。』

子育てママの社会とのかかわり方(2)」では、子育てしながら就活・再就職した経験者の声や、仕事以外の活躍の場についてご紹介します。

ココマップは赤い羽根共同募金の配分金により作成されています。

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