コロナとの付き合いかた3

コロナとの付き合いかた(後編)-リモートワーク&新しい試み

新型コロナウイルス感染症による第1回緊急事態宣言から約1年後に掲載した特集です。
ココマップ編集メンバーに1年前や最近の思い・エピソードについてアンケートを取った所、当時は不安だった!という声が多く上がりました。
漠然としたものから新しい生活様式についてなど具体的なものまで、どんなことを不安に感じ、どのように乗り切ったのか、みんなに伝えたいことなどをまとめてみました。

リモートワークを経験して

コロナ禍で格段に増えたリモートワークという働き方。実際にそのような働き方をされている方、ご本人やご家族にこの生活を通して感じたことを聞いてみました。

パパがリモートワークをしているママの感想

\ よかったです♪ /

  • 家族が揃う夕食を子どもが喜んでいた。パパの帰宅時間に合わせて用意する手間もなくなり、負担が減った。
  • 通勤時間がない分、パパが朝・夕の子どもの支度や遊び相手、お風呂に入れてくれるようになった。
  • ちょっと外出したい時に子どもを任せて1人で出かけられるのがとっても助かる。
  • パパが働く姿を子どもに見せられる(大きくなったらお父さんみたいに働きたい、と言うようになった)
  • パパと昼食のテイクアウトを楽しんでいる。
  • 普段は子どもの魚アレルギーに配慮した献立だが、パパと二人のお昼は魚も香辛料も使用できて、料理の選択肢が増え作り甲斐がある。

\ 困ってます /

  • 家にいてもずっと仕事をしているので子どものお世話は変わらずママがやる上に、パパの昼食も用意することになり負担が増えた。
  • 子どもはパパが家にいると遊んでくれると思ってしまう。仕事の邪魔をしないように説得するのが大変。

リモートワークをしているママ・パパの感想

\ よかったです♪ /

  • 通勤時間や出かける支度の時間を家事などに充てられたり、自分のペース・好きな服装や音楽を聴きながら仕事ができるため、気持ちに余裕ができた。
  • 通勤がなくなったことで平日に息子の習い事を入れたり、自分(ママ)も自宅で運動(ピラティス)を始められた。

\ 困ってます /

  • 運動不足と作業に適さないデスクと椅子のため、腰痛が悪化した。
  • 登園自粛期間、子どもの面倒を見ながらの仕事はほとんど作業が進まなかった。
  • 職場でのコミュニケーションが取れず、気分が沈みがち。担当する仕事以外の情報が入りにくく、視野が狭くなりやすい。
  • 1人で完結する仕事内容だとリモートワークが向いているが、数人で1つのものを作り出したり、コミュニケーションを必要とする場面が多い営業職などは職場の方が仕事がしやすいと思う。

\ 管理職ならではの困りごと /

  • 部下(後輩)の状況が見えにくく、助け舟を出すタイミングがわかりづらい。
  • 仕事の説明をするのに図を書いたり、時間も普段と比べ物にならない位かかってしまう。

リモート会議ってどう??

  • 質問・発言のタイミングが難しい。
  • 家族の声・顔が入ることが避けられない。(声が入ることには慣れて気にしていないという声も)
  • 家族側も騒がしくならないよう気を遣う。

今回お話しを聞いたみなさんは今までは対面・静かな環境で仕事が行なわれていたので、オンラインイベント・飲み会に比べてマイナス面を感じる方が多いのかもしれませんね。

コロナ禍ではじめたこと

感染が広がり始めた頃は不安だったという声が多かった反面、コロナ禍だからできた経験・新たに始めたことなどもあったようです。

子どもと一緒に

■ 家族でゲーム

『トランプ、すごろく、百人一首、ボードゲームなど、元々持っていた物に加えて新たに数種類購入し、家族で楽しむようになった』

■ マスク選び・制作

 『子どもの好きなキャラクターなど希望を聞いてから購入または制作している』
→制作はおばあちゃんにお願いしたという声も多数ありました♪

■ 遠方の家族とのテレビ電話

■ 昆虫採集

『登園自粛中、毎朝パパが勤務開始時間まで息子2人連れて昆虫採集に行っていた。虫が苦手だった私も、カマキリに見守られながら在宅ワークできるまで克服した』

■ 部屋にレジャーシートを敷きお弁当を食べる遠足ごっこ

■ 料理・お手伝い

『3歳の娘がお手伝いに興味を示していたので、自粛期間を機に始めた。野菜や食器洗い、食材を冷蔵庫から出す、食卓に並べるなどを任せていて、7歳の長男は食材を切る・炒めるなど調理の手伝いをしていた』

『キットを使ったお菓子作り、ピザやパイ作り(市販の生地を購入し、トッピングを子どもに任せる)、餃子作り(包む作業を一緒にする)、ポップコーン作りを家族でした。事前に伝えるとイベントにできたので良かった。幼稚園児でもできた』

■ 家庭菜園(野菜作り)

『ママ友から「少しベランダに出て水やりをするだけでも親子ともに気分転換になるよ」「枯れても良いやくらい気軽に考えているよ」と聞いて自分も始めてみた』

自分だけの楽しみ

■ レッスン動画を見て自宅でピラティス

■ ウォーキングアプリを使って運動&景品ゲット

 よこはまウォーキングポイント https://enjoy-walking.city.yokohama.lg.jp/walkingpoint/

■ 音楽鑑賞・ラジオを聴く

『幼稚園の休園で子どもの送迎が無くなったことで時間と気持ちに余裕ができ、自宅で音楽を聴くようになった。ワイヤレスイヤホンがあれば家事や夜泣きの対応の時にも聴けて便利!お気に入りのアーティストもでき、MV・ラジオ(タイムフリーで聴けるアプリを使用)など新たな趣味ができた』

■ フードロス削減に協力&お得においしい食材や銘菓をゲット

『売れ残った名産品や飲食店の休業で行き場をなくした食材などフードロスが問題に。普段はなかなか買えない食材や銘菓が売られているのをネットやアプリでチェックして購入していた』

■ 興味・関心があることを調べたり学ぶようになった

『コロナ禍という同じ困難に直面していても住む国や場所で状況がずいぶん違うのだなと感じたことから、政治に興味を持つようになった。自分なりに調べたり学ぶ作業が楽しく、議員や政治に近しい方と会い意見を伝える機会も得た。コロナをきっかけに自分の世界が大きく変わったように思う』

おわりに

コロナの影響により、マスク・コミュニケーションの取り方・働き方など、様々な生活様式が一変しましたね。
子どもたちにしわ寄せがいったのは事実ですが、それを乗り越えて試行錯誤しながらそれぞれ合うものを取捨選択していく1年だったのではないでしょうか。

家族で向き合う時間が増えたり、生活習慣となるような新しい楽しみに出会えるなど、嬉しい発見もあったかと思います。
私たちの生活に大きなな影響を及ぼしている新型コロナウィルス感染症が、1日も早く終息することを祈るばかりです。

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