考えよう!家族のための防災-2

考えよう!家族のための「防災」(2)

震災後、地域や幼稚園・保育所、学校などで定期的に防災訓練が行われていますが、ココマップ編集メンバーの家庭での防災対策をあらためて見直してみました。

もし、ココマップ編集会議中に災害が起きたら・・・

『ココマップ編集会議版 防災カルテ』を作ってシミュレーション

ココマップ編集会議は、子どもと参加している人・子どもは幼稚園/小学校に行っている人など様々な状況のメンバーが出席しているので、それぞれ「自分が今」という設定で、『防災カルテ』に記入し、シミュレーションしてみました。
みなさんも、同じような状況を想定して、シミュレーションしてみてはいかがでしょう?

<○月△日 11:00 都心南部直下型地震(M7.3)発生
ココマップ会議中に港北区社会福祉協議会3階会議室にて被災 震度6強>

<地震発生時の状況>

  • 揺れ始めてすぐに全員気付く。
  • 机や椅子がガタガタと振動。
  • 窓ガラスが飛散し、部屋の壁にひびが入る。
  • パソコンが床に落ち、ホワイトボードが倒れる。
  • 転倒や物との衝突によりけがをする。

<予想される社会状況>

  • 停電、断水、ガスの停止
  • 古い家屋・電柱・ブロック塀の倒壊、道路の亀裂、火災の発生
  • 携帯電話の不通
  • 公共交通網の停止、道路の渋滞
  • 店舗の営業不能、物流の停止(物資の不足)
  • 余震が続く。

※新しくない5階建てのビルの3階で被災したことを仮想したシミュレーションです。実際に同じような地震が発生した場合、まったく同じ状況になるとは限りません。

◆家族(夫、子ども、両親)と携帯電話が不通な「今」、どうやって連絡を取り合いますか?

  • ネット(SNS)またはメール
  • LINE
  • 災害用伝言ダイヤル(171)
  • 子どもには「その場を動くな。」と言っている。
  • 玄関ドアに常にマグネットとペンを置いてあり、家に貼り紙をする。
  • 家族で定期的に連絡方法を確認する。  など

◆お子さんの園・学校・習い事先などと、緊急時の対応はどのような取り決めがありますか?

  • 徒歩(同じルート)で迎えに行く。
  • 代理人や実家の親などにもお願いしている。
  • 迎えに行けないときは、学校・習い事先に留め置き。  など

◆自宅の家具などは固定していますか?固定しているものは?(家に残した家族は大丈夫?)

  • 本棚、たんす
  • 食器棚
  • 冷蔵庫、電子レンジ
  • 液晶テレビ   
  • 各部屋にライト、お風呂場内にラジオ、寝室にヘルメットとくつを常備し、窓ガラス飛び散り防止のためにフィルムを貼っている。  など

◆自宅に電気・ガス・水道が使用不可能な状態で、すぐに食べられる・飲めるものは「今」どのくらいありますか?

<食べ物>

  • 缶詰、レトルト食品、乾パン
  • 3日~5日分の食料
  • 缶詰とレトルト3日分×3人分、おかゆレトルト9袋、2Lペットボトル×12本(計24L)
  • 4週間分(3人分)の食べ物(セットで購入し、玄関に置いている)
  • リュックに2日分くらいの食料(お菓子を含む)   など

<飲み物>

  • ペットボトルの水、イオン水、宅配の水の在庫
  • 7年保存水 ダンボール1箱
  • 5年保存水 6本  など

<その他>

  • カセットコンロとガスボンベ
  • キャンプ用品(グリル・ガスコンロ)
  • ローリングストック法にしている。

◆お子さんが乳幼児の場合:自宅にお子さんのオムツは「今」何枚ありますか?

  • 100枚以上
  • 50枚以上
  • 2パック  など

◆仮に被災しているあなたが「今、手元にあったら助かるのになぁ~!」と思ったもの 

  • パンツ型ナプキン、大人用オムツ
  • 白いガムテープとマジック(メッセージを残すメモ替わりなどに使える)
  • 笛、鏡(光に当てて、場所を知らせるため)
  • 充電池(太陽光対応)、携帯電話の充電器、充電できるiphoneカバー
  • 家族写真 など

◆夫、子どもとの約束事

  • 一番近くの小学校に集まる。
  • 子どもには「一緒にいる大人の言うことを聞くこと」と言っている。
  • 子どもには「その場を動くな。」と言っている。
  • 夫は無理して帰ってこないことにしている。
  • 玄関ドアに常にマグネットとペンを置いてあり、家に貼り紙をする。
  • 家族で定期的に連絡方法を確認する。
  • 無理に家に帰ろうとしない。
  • 決めていない。(これを機会に話し合う。)  など

その他、各家庭で以下について、確認しました。

◆自宅の着工年(耐震強度は十分か?)

※新耐震基準法導入の昭和56年6月1日以前に建てられた住宅は、安全基準を満たしていないとして、耐震化の補助対象になる場合があります。

◆近隣のいっとき避難所及び地域防災拠点

※地域防災拠点は自宅に住めない場合に避難する先、広域避難所は地域防災拠点が倒壊・火災延焼などで危険な場合に避難するところ。

ココマップ編集メンバーより

  • 携帯電話は電池切れして電話帳を見られなくなるので、必要な連絡先の電話番号を手帳に記入しておくと役に立つ。
  • お子さんが複数いる場合、お迎えは近い子から行く、小さい子から行くなど、お子さんに伝えておくといいのではないかと思う。
  • 子どもが一番、荷物は二番。たとえば10Kgのお子さんを抱っこして避難する場合、身軽に移動するために、荷物は「これがないと困る」というもの最小限にするのがよいと思う。
  • 引っ越す際には、建物の着工年を確認しようと思った!
  • 名刺サイズの携行カードを作成し、災害発生時の対応を常に持ち歩くのもおススメ。

※『携行カード』とは?
氏名・住所・血液型などの個人情報、緊急連絡先、かかりつけ医、避難場所、家族の集合場所、災害時の注意事項などを記載し、カードサイズにして携行。会社や自治体で配布されている場合もあります。

★横浜市HP「防災・災害」 に、市の対策(公助)や我が家の対策(自助)などについて詳しく載っていますので、ご参考にしてはいかがでしょう♪

地域の防災訓練に行ってきました

町内会で開催された防災訓練に参加してきました。

町会の地区別に集まり、それぞれの「いっとき避難場所」で救急講習や 非常食の炊き出し、簡易担架の使い方の説明がありました。

写真は息子が包まれて運ばれている図。(包まれすぎて、顔は見えず)こうすると、1人の力で動かすことができるそうです。他にも、新聞紙で作る簡易スリッパなど、知らないことがたくさんでした。避難場所の小学校に移動して本番さながらの避難カードの記入もしました。

これは、「避難所生活の際の一人分のエリアを区切る」というシミュレーション。

1人分だと狭く感じ、ここに荷物も置くと、横になれそうもない・・・。そして、通路を先に作らないと、自分のスペースから外に行けなくなる・・・などなど勉強になりました。

また、この小学校の体育館は3階にあり、電気が止まったらエレベーターが動かず3階に車いすの方はどうやって行くのだろう・・・?と不安も残りました。また、どう考えても地域のみんながこの体育館には入りきれないのではと思い、改めて、「自宅で過ごせるようにしておくこと」の大切さを感じました。

防災訓練後は、同じマンションの方とおしゃべりしながら帰宅し、子どもたちにも「困ったときは声を掛けてね!」という交流もできました。近所の人の顔も知ることができ、いざというときへの安心感にもつながり、よかったです。

地域で開催されている防災訓練に参加してみてはいかがですか?

町内会など各地域で定期的に防災訓練が開催されています。消火器の使い方やAEDの使い方など実際にさまざまな訓練を体験できますので、いざというときに備えて、みなさんもぜひ防災訓練に参加されることをおすすめします♪

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