|
09.2.04
|
|
【2008年度】 ★ 横浜子育てサポートシステム ★
|
|
地域の中で子どもを預けたり、預かったり・・・。
そんな「横浜子育てサポートシステム」をご存知ですか?
国の子育て支援事業のひとつとして、
平成13年から始まり横浜市は横浜市社会福祉協議会が委託を受け、
各区社会福祉協議会が運営しています。
入会から、預けたり、預かったりするまでの流れやその様子を具体的にイメージできれば思い、
今回は、実際に利用している方のお話や、研修の様子などレポートしてみました。(平成17年現在)
|
|
■横浜子育てサポートシステムって?
|
|
横浜子育てサポートシステム事業は、地域の中で子どもを預けたり、預かったりすることで市民同士の連携を図り、地域ぐるみでの子育て支援を目指します。
「子どもを預かって欲しい人」と、「子どもを預かれる人」が会員として登録し、会員相互の信頼関係のもとに、子育ての支援を行います。
利用料金など詳しい内容は? → http://www.yokohama.famisapo.jp/index.html
説明会日程は? → http://www.yokohama.famisapo.jp/setumeikai.html
問合せ先 港北区社会福祉協議会
TEL:045-547-2324 FAX:045-531-9561
港北区大豆戸町13-1吉田ビル206
東急東横線
大倉山駅より 徒歩約7分
横浜子育てサポートシステム事務局(横浜市ボランティアセンター内)
TEL:045-201-2062 FAX:045-201-1620
中区桜木町1−1(横浜市健康福祉総合センター8階) |
|
|
|
■入会までの流れ
|
| |
|
|
|
子育ての援助を受けたい人
|
|
子育ての援助を提供したい人
|
| ▼ |
|
▼ |
| 利用会員 |
|
提供会員 |
| 横浜市に在住で、小さなお子さん(生後57日以上で小学校3年生までの児童)をお持ちの方。 |
|
横浜市に在住で、健康で、子育て支援に理解と熱意のある方。20歳以上の方。 |
| ▼ |
両方会員 |
▼ |
利用会員と提供会員の両方を
かねる方。 |
|
子育てサポートシステム説明会参加
 |
港北区の会場では、
キッズスペースもあり、
子どもを遊ばせながら
説明会を聞くことができます。 |
|
| ▼ |
|
▼ |
| ▼ |
|
研修会に参加 (3日間) |
| ▼ |
|
2日間の研修会の様子をレポートしました。 |
| ▼ |
|
▼ |
| 入会申込み |
|
入会申込み |
| ▼ |
|
▼ |
| 会員証が届く |
|
会員証が届く |
| ▼ |
|
▼ |
| 地区リーダーに連絡する |
|
地区リーダーと連絡を取り合う |
| 地区リーダーが条件に合った提供会員を紹介します。 |
|
地区リーダーが条件に合った、
利用会員を紹介します。 |
| ▼ |
|
▼ |
| 提供会員に連絡 |
|
利用会員から連絡 |
| 事前打ち合わせの日程を調整します。 |
|
事前打ち合わせの日程を調整します。 |
| ▼ |
|
▼ |
|
事前打ち合わせ |
|
事前打ち合わせ表を持って、顔合わせを兼ねて打ち合わせをします。
援助の内容・場所等を話し合います。
(合わなかった場合は、地区リーダーに連絡し、再度、紹介してもらえます。) |
| ▼ |
|
▼ |
| 活動開始 |
日程・時間・預ける(預かる)場所など確認して、いよいよ活動開始。
|
|
|
|
■利用会員・提供会員さんの様子をレポートしました
|
|
|
利用会員Mさん宅へ、お子さんをお迎え
おやつやミルクの量など、お願いしたいことなど、簡単に打ち合わせして、
提供会員Kさんが、お子さんを預かります。
|
|
▼
|
|
|
利用会員宅から、預かりの場であるKさんの家まで、ベビーカーを引いて歩いて15分。
この日、お子さんはベビーカーの中でお昼寝でした。
|
|
▼
|
|
|
Kさん宅に到着
家についた頃、お目覚め。
お子さんも、Kさんに慣れているらしく寝起きにもかかわらず、
安心した顔で抱っこしてもらっていました。
|
|
▼
|
|
|
お家の中で
さっそく、おもちゃを出して遊びはじめました。
このおもちゃは、10数年前、Kさんのお子さんが遊んでいたものだそうです。
|
|
▼
|
|
|
預かりの時間が終わりMさん宅へ
報告書を渡しながら、お子さんの様子やおやつ・お昼ね・ミルク・オモツ替えなど、この日の報告を、Mさんに伝えます。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
■利用会員さんに聞いてみました
|
|
利用会員Kさんは、1才2ヶ月の女のお子さん持つお母さん。
半年位前から、このサポートシステムの利用を始めました。
主に週に1回2時半〜5時半、提供会員さんの家で、お子さんを預けています。
|
◆お子さんを預けようと思ったきっかけは?
自宅で仕事をしているので、子どもを預けようと思いました。
でも、本当の理由は、自分自身の息抜きのためなんです。実は、自分の姉が、子どもが1才のときに育児ノイローゼになってしまったことがあって、それまで姉は全部自分で子育てをしていたのですが、子どもと少し離れる時間をつくったら、姉の様子もよくなったということがあったのです。
◆預けている間は何をしていますか?
仕事のほかに、独身の友だちと会ったり、家事をしたり、あと、昼寝したり(笑)。また、月に2回ヨガを習っているので、その時もお願いしています。それから、この間は結婚記念日に預かってもらって、主人と2人きりで出産後はじめて横浜に食事に行きました。本当は仕事をしなければいけないのかもしれませんが、この時間は、自分の息抜きになっていて、何をしようかいつもワクワクしてしまいます。
◆預けたときのお子さんの様子はどうでしたか?
最初の2〜3回は、泣いてましたね。でも、親の顔が見えなくなってしばらくすると子どもも泣き止んでしまうようです。子どもにとっても、親以外にいろいろな人と触れ合うことは大切だと思っています。提供会員さんのお宅には、大学生のお嬢さんもいらっしゃって、時々、お姉さんにも遊んでもらっいるようです。
◆預けるときに不安はなかったですか?
提供会員さんとの「事前打ち合わせ」で、実際に預かってもらう方の家に主人と一緒に行き、納得した上でお願いしました。
預けているときに何か事故があったらどうしようという不安もありましたが、心配したらキリがないと思い、そこは、腹をくくりました。自分がいるときでも、事故が起こることだってあるかもしれないですしね。
◆サポートシステムを利用してみてどうでしたか?
本当に助かっています。友だちの中には、「わざわざ預けなくても・・・」という人もいるのですが、私は、子どもを預けることによって、自分自身がリフレッシュできて、また元気に子どもと向き合えるような気がします。子どもにとっても、親が元気でいるほうがいいですよね。
実際、子どもが帰ってきたときは、いつもよりもっとかわいく思えたりしますしね(笑)。
また、提供会員さんとも子育ての先輩としていろいろ教えてもらったり、地域の情報を聞いたり、孤立しがちなこの時期に貴重な話し相手となっています。
|
|
|
|
|
■提供会員さんに聞いてみました
|
|
提供会員のKさん。大学生のお嬢さんと高校生の息子さんを持つ、お母さん。
昨年6月から提供会員となり、現在は、Mさんを含め、5人ほどのお子さんを預かっています。
|
◆提供会員になったきっかけは?
友だちがやっていたのですが、その友だちが引っ越すことになり代わりになる人を探していたのが、きっかけです。私も、子どもが大きくなり、時間に少し余裕もできたので、いい機会と思いはじめました。
◆実際に始めてみてどうでしたか?
自分の子どもを育てているときは無我夢中で楽しむ余裕なんてなかったのですが、今は、じっくり子どもと向き合うことができて、楽しいですね。ちょうどおすわりからハイハイができて、今度はつかまり立ちをはじめたりと、成長が楽しみで。
サポートにはこれといったマニュアルはなく私なりに利用される方と相談しながら
お手伝いしていますが、必要と感じてる人の手助けになればうれしいです。
◆気をつけていることは?
お子さんを機嫌よくお迎えして、機嫌よくお返しできるように心がけています。あたり前ですが、他の仕事はせず、じっくりとお子さんと対面して、怪我のないように気をつけています。
また、預かる時間は、平日の空いている時間を使うようにして、休日は家族との時間を優先しています。無理のない範囲でできるところが、民間のベビーシッターのお仕事とは違って、このシステムのいいところだと思っています。
◆これから、提供会員になられる方にアドバイスはありますか?
アドバイスではないですけど、愛情を持って普通にやれば、大丈夫だと思います。
中には、お子さんを預かって何かあったらどうしようかと思う人もいらっしゃるかもしれないですが、心配していたら何もできないと思います。実際、やってみると、自分の子どもみたいで本当にかわいいし、楽しい。喜びのほうが多いです。
|
|
|
|
|
■提供会員 研修の様子
|
|
説明会参加後、提供会員になられたKさんの研修レポートです。
▼
今回の会場はJR桜木町駅の目の前にある、横浜市健康福祉総合センターの9階でした。
参加者は、ちょうど孫がいるおじいちゃん、おばあちゃん世代、次に小さい子どもがいるママ世代が多く目に付きました。きっと両方会員(子どもを預ける利用会員と、預かる提供会員の両方の会員)を希望するのだと思います。
ちなみに、今回の受講生は23名でした。
|
【1日目/13:35〜15:05】
横浜女子短期大学名誉教授・舩田松代さんによる「子どもの発達と生活」
0〜5歳の子どもの生活リズムや成長過程の講義でした。先生の教え子による、保育園・幼稚園実習時のエピソードもあり、おもしろく聞けました。90分という、ちょっと長めの講義も、あっという間に感じました。
<写真1> |
|
【1日目/15:15〜16:45】
関東学院大学講師・今野公一さん「家庭内での事故防止・子どもの健康管理」
今野先生は現役の小児科医ということもあり、子どもの事故や病気の事例など、とてもリアルなお話が聞けました。預かる側として、預かる子どもの事故と健康がいちばん気掛りなことです。資料の中には「保育中に起こりやすい症状とその対応」の一覧があり、実際に子どもを預かる時に役立つと思いました。 |
|
【2日目/13:35〜14:35】
NPO法人地域サポート「虹」の竹内 泉さん「地域での子ども支援・パパママ支援」
現在のママたちはマニュアル世代と言われ、育児もマニュアル化されていることが多いそうです。
同世代の私には、とても興味深い内容でした。特に“いないいないば〜ぁ”は、ママと赤ちゃんの信頼関係を築くのに最適な遊びであると聞き、興味を引きました。<写真2> |
|
【2日目/14:35〜15:25】
横浜市立西川島保育園長・片岡慶子さん「子どもと遊び」
保育園にあるおもちゃをいくつかを持参して、子どもたちがどう遊んでいるかを再現してくれました。現役の保育士の方もいらして、“おべんとうばこのうた”や“だるまさん”など、子どもが喜ぶ手遊びやふれあい遊びを教えてくれました。子どもが泣きわめいている時に、これらで遊ぶと不思議と泣きやむそうです。懐かしいものもありましたが、知らない遊びもあり、とても勉強になりました。<写真3> |
|
【2日目/15:35〜16:35】
最後に、事務局の担当者である倉田さんから、「提供会員の心構え」についてお話がありました。
ここで改めて、提供会員の役割や報酬の計算、利用会員との事前打ち合わせの仕方など確認していきます。その後に質疑応答があり、研修は終了となります。 |
|
【後日】
研修を受講し、提供会員として入会を希望する場合は後日、入会説明会時に配られた「入会申込書」に記入し、同封の返信用封筒で、事務局へ郵送します。
この時、会員の証明写真(縦.30mm×横25mm)が2枚必要になります。1枚は入会申込書に張り、もう一枚は会員証用として同封します。
申込書の下に、提供会員が記入する欄があります。ここには「援助可能日時」の表があり、自分の都合が良い曜日と時間帯に○を書くようになっています。
それと「援助内容」として、〈@自宅で預かる A送迎 B乳児(1歳未満)の預かり C障害児の預かり D利用会員宅でも良い〉と選択式になっているので、自分が援助できるスタイルを選ぶことができます。
ほかには、同居家族の年齢と性別、免許・資格など、それほど記入するところはありません。特に要望があれば、特記事項に書くこともできます。
※「入会申込書」は、研修終了後にその場で提出することもできます。<写真4> |

写真1 |

写真2 |

写真3 |

写真4 |
|
【その後】
私は研修が終了した翌週に、入会申込書を郵送しました。すぐに自分の顔写真が入った会員証と地区リーダー名簿、援助活動報告書、事前打合せ票と領収書の原本、提供会員フォローアップ研修の案内が送られてきました。早い対応で好印象でした。 |
★平成17年3月末現在の会員数は、利用会員が2,359人なのに対し、提供会員は885人と、まだまだ少ないのが現状です。地域での関係を密に深めていくためにも、より多くの人が提供会員になることが求められています。私のように、まだ子どもがいない人も、自分の子どもが生まれた時の予行練習として、協力するのも良いと思います。
|
|
|
|
|
■横浜市子育てサポートシステム事務局に聞いてみました
|
|
◆子育てサポートシステムとはどんな事業なのでしょうか?
国の政策として1999(平成11)年、「重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画(新エンゼルプラン)」が策定され、そこでファミリーサポートセンターの整備として、平成16年までに180ヶ所設置することを目標としてあげられました。
横浜市では、横浜市社会福祉協議会が横浜市から委託を受け運営していす。
2000年(平成12年)、モデル区6区からスタートし、翌年には全区での実施となりました。
市社会福祉協議会を事務局本部として、会員登録・研修の企画などを行っています。各区社協では、2〜3名の地区リーダー(会員のコーディネートを担っていただいている提供会員の方)と連携を取りあったり、また入会説明会や会員交流会などの開催をしています。
◆サポートシステムの目的は?
横浜子育てサポートシステムは、地域の中で子どもを預け、預かりあっていく中で市民同士の連携が生まれ、地域ぐるみでの子育て支援への発展を目指しています。
「子育ての援助を受けたい人」と、「子育ての援助を提供したい人」が会員として登録し、会員相互の信頼関係のもとに、会員の自発性と責任性を尊重しながら子育ての支援を行います。
◆現在どんな利用の仕方が多いのでしょうか?
ここ数年の集計の結果以下の順に多いです。
1.幼稚園・保育園等の送迎および預かり
2.幼稚園・保育園等の送迎
3.提供会員宅預かり
4.学童保育の送迎および預かり
5.利用会員宅預かり
(保育園・幼稚園・学童など含め)送迎の関わる援助活動が全体の約6割を占めています。
◆どのように利用してもらいたいと思いますか?
困った時、自分の時間が欲しい時などにぜひ利用して欲しいです。就業している方の支援をはじめ、専業主婦のリフレッシュ利用、産後や双子の兄弟・姉妹の保育などどんな目的でも構いません。
◆今後の課題などありますか?
地域でのつながりを大切にして、助け合っていくことを目的として作られたので、サポートシステムがきっかけで自分の地域で顔見知りの人が増え、困った時に声を掛け合えられる関係がつくれることを願っています。
まだまだ保育の援助を必要とする方に知られていなかったり、サポートする提供会員が少なく要望に応えられないということがあるので、もっと認知度を高めるためにPRを強化していきたいと思います。 |
|
|
|