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◆その時どうする?
 子どもの病気・怪我◆
−医療情報編−

◆その時どうする?
 子どもの病気・怪我◆
−インタビュー編−

横浜市の小児医療は
どうなっているの?
健康福祉局医療政策課に直撃インタビュー。


10.3.3

【2009年度】 ◆ あわてないで、おちついて! 小児救急のかかり方 ◆

夜中の突然の熱、ちょっと目を離したときに怪我など
突然起こる、子どもの病気やケガ。
そんなときに、どう行動すればいいのでしょうか?
また、どこに問合せをしたらいいのでしょうか?
普段から、対応の仕方を考えおくことは、とても大切です。



夜間や休日に行っている救急医療は、24時間利用できるコンビニエンスストアと同類のものではありません。
夜間や休日に行っている救急医療は、かかりつけ医の診察時間外の急病の時に、
翌日まで待てない状態の場合に利用する医療です。
翌日まで待てる状態なら、お子さんの今までの病気や薬の効き具合などを
良く知っているかかりつけ医に診てもらうのがベストなのです。
このパンフレットはそのような小児救急医療のかかり方の参考になるように作成しました。

横浜市医師会小児科医会監修
「小児救急のかかり方Hand Book」より引用


    パンフレット 「小児救急のかかり方−Hand Book」
    こちらからダウンロードすることができます。



    救急かどうかは子どもの全身状態症状の観察から


    観察のポイント

    全身状態

     

    顔色が著しく不良。口唇が紫色。

    ぐったりして、明らかにいつもと顔つきも違う。

    ボーとしている。うとうとしてすぐに寝てしまう。

    意味不明な言動がある。

    水分が半日以上ほとんど取れていない。

    尿が半日以上出ていない。

    以上の全身状態の項目の1つでも当てはまるときは、

    すぐに、救急医療機関へ受診して下さい。

     

    上記の全身状態に当てはまらないときは、

    以下の症状の項目のどれに当てはまるかチェックしてみましょう。

     

    症状チェック!

     

    発熱(38度以上) けいれん(ひきつけ)

    咳、ぜーぜーする
    呼吸が苦しそう

    嘔吐(はく) 下痢、腹痛 その他の症状

     

    それぞれの症状の項目を参照の上、救急医療機関で受診するか

    翌日まで待って、かかりつけ医を受診するか判断して下さい。

    また、受診の相談を横浜市小児救急電話相談、横浜市救急医療情報センターで電話で受付けています。

    急な病気などでお困りの時に、適切な対応方法などを看護師がアドバイスします。

    横浜市

    小児救急電話相談

       
     いい ナース
    電話
    045 - 201 - 1174

    平日18:00〜24:00、土曜日13:00〜24:00、日曜日・祝日・年末年始(12/29-1/3)9:00〜24:00

    ※電話がつながりにくい時は、『かながわ小児救急ダイヤル』もご利用ください。

    #8000 または 045−722−8000(毎日18:00〜22:00)

    横浜市

    救急医療情報センター

       
     いい 救 急
    電話
    045 - 201 - 1199
    FAX
    045 - 212 - 3808
    ●24時間オペレータにより、受診できる医療機関を案内しています。

    症状


     

     
    こんな時は、すぐ救急医療機関へ行きましょう。

    生後3ヶ月未満で38℃以上の発熱がある。

    40℃以上の発熱がある。

    38℃以上の発熱に加えて、はげしい嘔吐(はく)と頭痛がある。

    38℃以上の発熱に加えて、目や唇が赤く、体に赤い発疹がある。

    発熱以外の症状を伴う。その症状の項目も参照して受診を決めてください。


     

    全身状態と上記の項目のいずれにも当てはまらず、水分も取れていれば、
    以下のことに気をつけて一晩様子をみて、翌日にかかりつけ医を受診しましょう。

     

    発熱時に気をつけること

    ○ 発熱時は水分が失われるので、十分な水分補給が必要です。乳幼児には乳幼児用のイオン飲料をこまめに与えることをお勧めします。
    ○ 一般に発熱時にはいつもより薄着にして、布団にくるまないようにして下さい。但し、寒くてがたがた震えている時は暖かくしてあげ、震えや寒気がおさまったら薄着にしましょう。 
    ○ 発熱していても、元気で機嫌が悪くなく、水分も取れていれば解熱剤は必要ありません。ただし水分が十分に取れず、元気がない場合は、解熱剤を使用しても構いません。
    ○ 解熱剤は6時間あけていれば追加しても構いませんが、病気の勢いが強い時は解熱剤を使用してもなかなか下がりません。水分をしっかり補給して翌日受診して下さい。
    ○ 解熱剤がない場合は、市販の冷却シートや冷たい水を入れたビニール袋を額やわきの下に当てても良いでしょう。乳児の場合には市販の冷却シートを使用すると、緩んで鼻をふさぎ危険なことがありますので使用しないでください。

     

    コラム:インフルエンザ流行期の発熱時の注意

     インフルエンザの診断は通常、お子さんの症状とウイルスを検出する迅速診断検査の両者で総合的な判断をしますが、迅速診断検査は発熱してすぐには陽性になりません。
    したがって、発熱してすぐに救急医療機関に受診して検査をしても、ほとんどが陰性と出てしまいます。インフルエンザの特効薬といわれているタミフル等は、発熱してすぐに飲まなくても、発熱2日以内であれば十分効果があります。また、インフルエンザは脳炎などの合併症を併発しなければ、自然に治る病気です。したがって、インフルエンザの流行時期の夜間の発熱でも、前述の全身状態の項目が当てはまらず、特に気になる症状がなければ、翌日にかかりつけ医を受診することをお勧めします。
     インフルエンザと診断されたら、発熱後2日位はタミフル等の服用有無にかかわらず、2階からの飛び降りなどの異常行動に注意しましょう。


     

     

     


    けいれんすると、急に体の一部や手足をがくがくさせたり突っ張ったりして、
    意識がなくなり、目が上を向いたり、焦点が合わなくなります。

    こんな時は、すぐ救急車を呼びましょう

    けいれんが10分以上続く。

    10分以内におさまっても、繰り返す。

    顔色や、口唇の色がどんどん悪くなる。

    けいれんはおさまったが、意識がない(声かけしても起きない)、様子がおかしい。


    こんな時は、すぐ救急医療機関へ行きましょう

    けいれんはおさまったが、手足の動きがおかしい。

    嘔吐(はく)や、頭痛を伴っている。

    発熱のないけいれん。

    初めてのけいれん。

    けいれん以外の症状がある時その症状の項目も参照して受診を決めてください。

     

    全身状態と上記の項目のいずれにも当てはまらず、すでにけいれんがおさまっている場合は、
    以下のことに気をつけて一晩様子を見て、翌日にかかりつけ医を受診しましょう。


     

    けいれん時に気をつけること

    ○ けいれんに気づいたら、あわてて抱き上げたり、ゆすったり、頬をたたいたりしないで、お子さんを安全で平らな場所に、仰向けに寝かせてください。
    ○ 時計を見てけいれんの始まった時間を確認してください。衣服をゆるめ、吐きそうな場合は吐いたものがのどに詰まらないように、顔を横に向けてください。舌をかむのが心配で、割りばし等を入れると口を切ったりして危険ですのでやめましょう。
    ○ けいれんの状態をよく確認してください。特に目つきや手足の動きをよく見てください。
    ○ けいれんが止まったらその時間を確認してください。体温を測定し、けいれん後の意識の状態をよく観察しましょう。


    コラム:熱性けいれんとは?

    発熱によりけいれんを起こすもので、乳幼児では比較的良く見られます。通常5〜10分以内にけいれんは治まり、その後通常しばらく眠り、手足の麻痺や、意識障害などはありません。症状が落ち着いていれば、翌日かかりつけ医を受診し相談してみましょう。



    こんな時はすぐ救急医療機関へ行きましょう

    呼吸が苦しいと言う。

    以下のような呼吸困難の症状が1つでもある。
       
    小鼻がぺこぺこ膨らんだりへこんだりする。
       肋骨の間がぺこぺことへこむ。
       口唇が紫色。
       横になっていられず、すわっているほうが楽。

    呼吸が時々止まる。

    咳がひどく眠れない。

    急に咳き込んで止まらない。
       
    →気管にものをつまらせた可能性があります(以下のコラム参照)。

    犬が吠えるような咳がひどく出る。

     

    全身状態と上記の項目のいずれにも当てはまらず、ゼ−ゼ−していても眠れるようなら、

    以下のことに気をつけて一晩様子を見て、翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。

     

    気をつけること

    ○ 呼吸に伴って、ゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえるのを喘鳴(ぜんめい)と言います。これは鼻から気管支への気道に炎症があるときに聞こえます。加湿器などを利用して室内が乾燥しないように注意し、水分を十分取らせると良いでしょう。
    ○ 咳がひどいときも、室内が乾燥しないように注意し、水分を十分取らせ、背中を軽くさすったり、たたいてあげると痰が出やすくなり楽になる事があります。


    ○子どもが急に咳き込んで苦しそうなときは異物の誤飲が疑われます。食事中や、何か異物を誤飲した可能性があるときは、まず口の中を見て、取り除けたら取り除いてください。
    ○何かをのどに詰まらせたことがわかり、呼吸ができない、呼吸困難の症状(本文に記載)があったり、顔色、口唇の色が悪くなるようならすぐに以下の処置をしてください。
    ○大人のひざの上にうつ伏せにして、頭を低い位置に置いて、肩甲骨の間を4、5回強く叩き、詰まっているものを吐き出させます(イラスト上)。あるいは後ろから腕を回し、助骨の下で両手を握り、おなかを強く圧迫して腹圧をかけて吐き出させます(イラスト下)。それでもうまくいかなければ、すぐに救急車を呼びましょう。

     



     

     

     

    こんな時はすぐ救急医療機関へ行きましょう

    何回も大量の嘔吐があり、水分を与えても嘔吐してしまう。

    嘔吐物が緑色である。

    乳幼児で嘔吐に加えて、時々激しく泣く。

    嘔吐に加えて、便に血が混じる。

    嘔吐に加え下痢もひどい。

    嘔吐に加えて、頭痛、発熱がある。

    舌が乾燥し、おなかの皮膚がしわしわで張りがない。

     

    全身状態と上記の項目のいずれにも当てはまらず、
    数回の嘔吐で、少しずつでも水分が取れるようなら、
    以下のことに気をつけて一晩様子をみて、翌日にかかりつけ医を受診しましょう。

     

    嘔吐時の注意
    ○ 乳幼児では寝ている時に嘔吐がある場合、吐いた物が気管に入らないように、顔を横に向けましょう。
    ○ 吐いた物はすぐにかたづけて、感染予防のために家族もよく手洗いをしましょう。
    ○ 衣類をゆるめ、胸やおなかを楽にして休ませましょう。うがいができる時は、口をゆすがせましょう。
    ○ 嘔吐したあとは、1時間程度、固形物や水分を与えないでください。その後、本人がほしがるようなら少量の水分を頻繁に与えましょう。2〜3回の嘔吐で落ち着いて、そのまま寝てしまうようなら、無理に水分を与えなくても翌日の受診でよいでしょう。
    ○ はき気がある際に与える水分は、水、薄めたお茶、(乳幼児には乳幼児用の)イオン飲料が良いでしょう。牛乳やジュースは消化が悪いのでやめましょう。落ち着いたら、野菜スープ、コンソメスープ、薄めの味噌汁等を与えてみましょう。食事は無理に与えてはいけません。

    コラム:脱水症

    嘔吐や下痢があり、水分が取れない場合に怖いのは脱水症です。
    以下に示す脱水症の兆候に注意しましょう。
     ☆ ぐったりしている。うとうとしてすぐに寝てしまう。
     ☆ 舌が乾燥している。
     ☆ おなかの皮膚がしわしわになり、おなかがへこみ張りがなくなる。
     ☆ 尿が半日以上出ていない。
    以上が1つでも見られる時は、すぐに救急医療機関へ行きましょう。



     

     

     

    こんな時はすぐ救急医療機関へ行きましょう

    下痢

    何回も大量の水様の下痢がある。

    便に血が混じる。

    下痢に加えて、嘔吐もひどい。

    下痢に加えて、ひどい腹痛がある。

    舌が乾燥し、おなかの皮膚がしわしわで張りがない。
    腹痛

    ひどい腹痛がある。

    乳幼児が時々激しく泣く。

    おなかが異様に膨れている。

    歩くときやジャンプするとおなかの痛みが強くなる。

     

    全身状態と上記の項目のいずれにも当てはまらず、
    下痢が数回で、腹痛もひどくなく、少しずつ水分が取れるようなら、
    以下のことに気をつけて一晩様子を見て、翌日にはかかりつけ医を受診しましょう。

     

    下痢や腹痛がある時に気をつけること
    ○ 下痢の回数と性状をよく観察して、メモしておきましょう。おむつをとっておき、翌日医師に見せると良いでしょう。
    ○ 下痢がひどいと脱水症(嘔吐の項目を参照)になりますので、頻繁に水分を与えてください。水、薄めたお茶、(乳幼児には乳幼児用の)イオン飲料、はき気がなければミルク、母乳でも構いません。
    ○ 下痢や腹痛がそれほどひどくないときは、消化の良いおかゆ、うどんなどを少しずつ与えてください。下痢がひどいときは食事はやめて、水分補給のみにしましょう。

    コラム:家庭でも行える浣腸

    腹痛があり便が1日以上出ていない場合は、市販の浣腸をしてみても良いでしょう。浣腸により便がたくさん出て、血便もなく、腹痛が治まれば、しばらく様子を見てから医療機関に受診するか判断しましょう。実際、小児救急の腹痛の多くは便秘によるものです。子どもは1日でも便が出ないと、ひどい腹痛を起こすことがあるのです。


     

     


     

    ここでは小児救急でよく見られるその他の症状について説明します。

     

    発疹(皮膚のぶつぶつ)

    蕁麻疹(じんましん)?
    蚊に刺されたような少し膨らんだ発疹が全身に出て、強いかゆみがあります。食べたものが原因のこともありますが、多くは原因不明です。発疹やかゆみがひどい場合は救急医療機関を受診してください。まれに、のどの中にも蕁麻疹が出来てむくみ、呼吸がゼーゼーしたり、苦しくなることがありますので、この時は救急車を呼んでください。蕁麻疹が少しでかゆみがひどくなければ、虫刺され用のかゆみ止めの塗り薬で様子を見て良いでしょう。
    水ぼうそう?
    全身に赤い発疹の上に水疱(水ぶくれ)ができ、通常かゆみを伴います。発熱することもあります。ひどくかゆがるなどの症状がなければ翌日の受診で構いません。水ぼうそうのウイルスをおさえる薬がありますが、発症後2日以内なら十分効果がありますのであわてることはありません。
    その他の発疹
    かゆみや痛みがひどくなく、全身状態の項目にチェックがなく、他に気になる症状がなければ、翌日にかかりつけ医で受診しましょう。

    やけど

    やけどをしたらまず患部を、水道水を流しながら最低10分間、出来れば20-30分冷やしてください。服の上からでも構いません。そして、薬などは塗らずに救急医療機関を受診してください。状態により小児科医よりやけどの専門医のほうが良い場合がありますので、受診の際は医療機関に電話で問い合わせてください。その際、やけどの範囲、皮膚の状態(赤い、水ぶくれがある、色が黒い等)を伝えてください。

    頭部打撲

    頭を打った後にすぐ泣いて、意識がしっかりしており、頭部にこぶがあっても軽度なら、様子を見てよいでしょう。その際、嘔吐(はく)したり、うとうとしたり、意識がおかしいなどの全身状態の項目が当てはまるようになったら、すぐに救急医療機関を受診してください。頭部の検査が可能な病院を受診したほうが良い場合がありますので、受診前に救急医療機関か、救急医療情報センターに電話してください。

    異物誤飲(たばこやその他の誤飲

    処置法に関しては中毒情報相談室:045-262-4199に電話して相談してください。(神奈川県医師会)(24時間、年中無休対応)